シンガポールに住もうとしているヒト、旅行に行こうかと思ってるヒトに見てもらいたいと思う。
私は2013年から2016年までシンガポールに住んでいた。駐在員として。
そこで日本からも観光などで訪れる人が増えているシンガポールについて実際住んで思ったコトを主観的に紹介したい。
シンガポール情報
基本情報
国名 | シンガポール共和国 |
人口 | 約560万人(2016年時点) ※長期滞在外国人約160万人含む |
国土 | 約720平方Km ※東京23区よりちょいでか |
民族 | 中華系:75% マレー系:13% インド系:10% その他:2% |
言語 | 英語、中国語、マレー語、タミル語 |
通貨 | シンガポールドル ※2017年8月時点で 1SGD=約80円 |
独立 | 1965年独立 ※まだまだ若い |
ここで個人的に特筆したいことは、
- 狭い
- かなり中国的
狭い というとは良くも悪くも。廻りやすいが、すぐ飽きると。車だと2時間くらいでシンガポール一周出来る。
かなり中国的 というのは、結局中華系のヒトや文化が圧倒的多数だからだ。
また、政治的な話だが、シンガポールは一党優位性。簡単な言葉でいうと一党独裁。独裁という言葉に悪めのイメージだが、政治面が非常に安定している点は一般市民にとってはイイ話だろう。
旅行関連
気候 | 年間平均26-27℃ 一生夏のイメージ 11〜2月:雨季 3〜10月:乾季 |
フライト | 直行で大体7時間 羽田/成田/関西/中部/福岡から直行便 |
物価 | 高いものはくそ高く、安いものは日本より安い |
交通 | タクシー:激安(日本の1/3程度) ボられる心配もほぼない
地下鉄/バス:激安(日本の1/2程度) 徒歩:汗だく必須 |
宿泊 | 高い。安宿にしない場合、SGD100~500over/一泊一部屋くらい |
ヒト | 親切でも不親切でもない。最低英語がないと厳しい(なまりすごい) |
ここでシンガポール旅行をお考えの皆さんに一言だけ、
おススメする。でも一回。
一度行くのは海外旅行が好きな方なら楽しめると思う。
ただ、いかんせんやるコトがあまりない。
駐在中に何度も仕事とプライベートでシンガポール訪問者をアテンドしたが、レパートリーはこんな感じだ
- カジノ
- 街歩き
- マリーナベイサンズとその周辺散策
- 飯系
- セント-サ島散策
性別や年代や個人の趣味によって上記リストから使い分けて頂きたい。
女性なら街歩きとショッピングに連れていく。おススメ地区はアラブストリート、チョンバル、デンプシーヒル。どこもかわいい店多い。カップルにもおすすめだ。
↑アラブストリート。建物もプラナカン様式(なんかカラフルで2階建の可愛い建物たち)でフォトジェニック。
若い人なら屋台とかローカル系で飯を食い、夜はサンズの屋上にあるクラブに連れていく。
年配の方なら少しイイめのご飯を食べてもらう。べたに中華か蟹。
↑シンガポール名物チリクラブ。一緒に食うパンみたいなのが何なら蟹よりうまい。
その後は興味の有無にかかわらずカジノをチラ見。そしてラッフルズホテルのロングバーにいってべたに締める。
↑ロングバー。ナッツの殻はそこらかしこに捨てるのがここ流。
ギャンブラーならカジノ一択。もし勝ったらクラブで豪遊。日本なら当たり前だが、シンガポールは室内でタバコ吸えるところないので、喫煙者はカジノへいこう。あと24時間やっていてスケジューリングを組みやすい。
家族でお越しの方ならセント-サ島を勧める。セントーサ島にはホテル、飯屋、ユニバ、水族館、ゴルフ場など、アミューズメント施設が整っており、大体ここで済む。お子さんの移動が大変な場合には非常に使える。
どんな人でも2-3泊すれば私は十分だと思う。
もう少し日にちがあるなら、近場の国や都市に行くのもおすすめ。例えばタイ、インドネシア、マレーシアなどなど。
シンガポールへのチケットは↓から相場確認
【JTB海外航空券】格安航空券を多数取り揃え。ポイントも貯まる・使える!
海外旅行はエイチ・アイ・エス
シンガポールでの宿泊先は↓から相場確認
【Booking.com】世界のホテル割引予約
移住関連
求人 | ネットでたくさん見つかる。ローカル系も外資系も日系も。
ただシンガポール人はかなりのジョブホッパーで、辞めて別の会社で働く事でキャリアアップを目指す。日本とはかなり違う面。経営者からすると大事なところ。 |
給与 | 新卒で約20-30万円前後が相場。平均年収はおおよそ400万。
感覚的だが1,000万円程度稼がないと、余裕のある生活は厳しい |
税金 | 住民税、相続税、贈与税なし。所得税が最大20%(日本は40%とか) |
車 | ビビるほど高い。車両自体はまあ少し高い程度だか、車両取得権利(COE)を取得する必要があり、これが高い。
大体カローラ新車一台でこみこみ1,000万円くらい |
住居 | 非常に高い。駐在員が入居するコンドミニアムで50万円/月程度。
遠くて汚くていいなら安いモノもある。 |
休日やる事 | やる事少ない。ゴルフは島内だと高い。1ラウンド300ドル程度。
旅行好きなら近隣諸国へかなり安く近く飛べるのであり。 |
季節 | 年中夏。思い出がいつの時期のモノかわからなくなる。 |
シンガポールに自ら住もうとしてらっしゃる皆さん(駐在員は別)、
おススメしない
個人的な意見なので、ご了承頂きたい。
また参考までに私が知り合った邦人シンガポール在住者の属性は、、、
- 現地採用の移住者
- 駐在員とその妻たち(駐妻)
- キャバ嬢(シンガポールはキャバクラ何個かある)
- SQ(シンガポール航空)のCA
上記がほとんど。他には保母さんやフリーランス系の人もちらほら。
外銀勤めや駐在員以外は金銭的にそれなりに大変。なぜかというと給与に比べると物価が高い。有名な話だが、世界一物価高い国にも選ばれたことも何度もある。
またエンターテイメントや趣味事などやる事が大分少ない。要はかなり飽きる。旅行好きなら、近隣諸国に旅すればなんとかなるかもしれないが。
個人的にもまた多くの人が言っていたシンガポール在住で一番イヤだったのは、四季がない事。
失って気付いたコトの代表格。
春には桜が散り
夏には祭囃子が遠くから聞こえ
秋にはほんのりセンチになり
冬は恋したくなる
こんな季節毎に動く感情や出来る思い出が日本人にとってすごい大事だったのだな、と教えてもらった。
まとめ
かなり主観的なコメントを多く含みましたので、気に障った方には申し訳ない。
でも正直な気持ちを記載した。
旅行するにはイイが、住むのはまた別
というのが私の意見。
ではまたー。
コメントを残す